みなさん『歯周病』ってご存じですか?
私はTVの歯磨き粉のCMで見かけるくらいで、少しご年配の方のかかる症状かと思っていました。
でも3~40代でも、発症する可能性はあるそうです!
今回は『歯周病』について調べてみました。
歯周病だと言われて・・・
先日、奥歯の詰め物が取れて歯医者に行った際に、ついでに検診を受けてきました。
- 最近、歯に物が詰まりやすい
- 何となく口臭がある気がする
- 歯の着色が気になる
こんな悩みを抱えてはいたのですが、特に歯が痛いという症状もなく放置していました。
検診の結果「初期の歯周病の兆しが見える」とのこと(-_-;)
な、何?歯周病って私が??
ショックでした・・・もうそんな歳なんだな、と。
でも先生は「女の人は、ホルモンの関係もありますし、疲れていると一時的に症状が出る事もあります。」とおっしゃいました。
ちょうど40代頃から、ホルモンバランスの乱れが起こってきますので、
私にはドンピシャな時期だったのかも知れません。
それにしても1年前に検診を受けた時より、はるかに症状が進んでいるらしい。
これは対策や改善を考えなければ、と調べるに至ったワケです。
歯周病とは?
そもそも詳しい歯周病の症状すら分かっていなかった私。
そこから調べる事にしました。
歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患の事です。
日本臨床歯周病学会
口の中には、約300~500個の細菌が住んでいると言われてます。
その細菌は、溜まってくると歯垢(プラーク)となり固まっていきます。
歯と歯肉の境目(歯周ポケット)に汚れ(歯垢)が溜まると、細菌が増えて歯肉の炎症が出て赤くなったり、腫れたりします。
厄介なのは、痛みがないこと。
気付かないまま、進行してしまっている可能性もあります。
放置してしまうと歯周ポケットが深くなり、歯がグラグラしてきて、
最悪は抜歯に至ることもあるとか。
いやーー、怖いじゃないですか(;’∀’)
30代だし、自分にはまだ関係ないわ!と思ったあなた。
そうでもないんですって。
30代あたりから、歯肉出血は40%を超えてきて、歯も黄色くなってきます。
口臭に至っては、20代から口腔細菌フローラが乱れて来ますので、
人によっては口臭を感じる確率も高くなってきます。
- 朝起きたとき、口の中がネバネバする
- ブラッシング時に出血する
- 口臭が気になる
- 歯肉がむずがゆい、痛い
- 歯肉が赤く腫れている
- 固い物が噛みにくい
- 歯が長くなったような気がする
- 前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間がでてきた。食物が挟まる
この項目に3つ当てはまると要注意、6つ以上当てはまると歯周病の可能性が高いです。
では、実際に解消する方法はないのでしょうか?
歯周病の進行を抑える対策3つ
歯周病を防ぐ、または進行を抑えるには『歯垢を取り、口内環境を整える』に限ります。
悪玉菌の塊である「プラーク」は、歯周ポケットに入り込み細菌を倍増させていきます。
一番はプラークを取るのに適した歯ブラシを使い、
念入りに歯周ポケットのプラークを取り除くように歯磨きをする事です。
歯科医の先生に聞いたら、毎食後はみがきはした方がいいと言われました。
歯ブラシのおススメは、ヘッドが小さめでふつうの固さの物です。
毛先は真っ直ぐで細めな物が、食べかすなどをかき出しやすい。
歯ブラシの毛先を、歯と歯茎の境目に45度の角度で斜めに当てるのもポイントです!
歯ブラシも清潔に保管した方がいいので、定期的に取り替えるか除菌器などもオススメ。
毎食の歯みがきが難しい場合は、お昼だけは口内洗浄液でうがいをするのも効果的。
口内(歯の隙間)に細菌を留まらせないようにするのが望ましいので、
うがいをする事で一定の細菌も一緒に吐き出す事ができます。
口内洗浄液も、薬用成分が配合されている物をチェック。
歯垢が出来るのを防ぐ「塩化セチルピリジニウム」や殺菌効果を期待できる「グルコン酸クロムヘキシジン」などを選ぶといいですね。
このマウスウォッシュには、 塩化セチルピリジニウムが含まれており、
舌苔にも効果がありますね。
私は口内炎が出来た時も、塗り薬より寝る前の洗浄液が効果あると感じています。
口内炎にマウスウォッシュは染みるのですが、細菌には効果的?!
寝ている間の口内の細菌を増殖させないのが、いいのでしょうね。
せっかく歯磨きを念入りにやったとしても、歯間に食べ物のカスが溜まったままだと意味がありません。私も歯医者で指摘されました。
左右どちらかで噛む癖がある人は、片方に食べカスが溜まりやすくなり、
そちらが虫歯になったり歯周病になりやすいそうです。
歳をとるにつれ歯並びも変化していきますし、歯の隙間が広がってしまう事もあります。
その際は、歯間ブラシも効果的。
私が使っていたのは、よく市販されているノコギリタイプ?の物でした。
平面的な柄の先に糸が張ってあるもの。
これは適してないそうです(^_^;)前歯にはいいと思います。
糸と歯の角度とが、うまく合わない事があり、特に奥歯に使用するのは難しいです。
確かに使い辛かったんですよね。
オススメは、糸楊枝なら熊の手のような形の物がいいそうです。
上記のような形の物です。
でも私が一番使いやすいなと思うのが、糸状のフロスですね。
好きな長さでカットして使えるし、奥歯の隙間までしっかり歯垢を取る事ができます。
私が自宅で使っている物です。
今ならお試し用の小さいサイズが付属してきたので、これは外出用にも便利ですね。
もしフロスを使用した事がない方がいらしたら、使ってみて下さい。
挟まったカスが取れる、スッキリ感を感じられると思います^^
まとめ
いかがでしたでしょうか。
- 40代になり、少しずつ体の変化を感じるようになった
- いつもより疲れやすい
- 肩こりや目の疲れ
これ全てホルモンが関係している事が多いんです。
特に女性の方に多いと思いますが、食事や生活スタイルには気を付けていても、
口内環境はついつい見落としがち。
歯の健康は、体の健康にも大きく影響してきます。
東北大大学院の研究では、70歳以上の高齢者で実験したところ、
『歯がない人はボケやすい』という結果が出ています。
健康な歯を維持する事が基本になるので、歯周病の予防にも力を入れていきたいですね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。