突然ですが、大麦ってご存じでしょうか?
画像のような麦は見た事がありますでしょうかね。
大麦は健康にもダイエットにも万能な食材なんですよ。
今回は、そんな大麦について書いていきたいと思います。
大麦とは?
大麦は、お米と同じく『うるち種』『もち種』に分類されます。
さらに、もち種も、うるち種にも穂の形によって
『六条大麦』『二条大麦』に分けられます。
そして、もち種の大麦の事を『もち麦』と言い、
最近は話題になっていますよね。
もち麦には一般の大麦より、多くの水溶性食物繊維の
大麦β-グルカンが含まれています。
白米と一緒に炊いても、もっちりとした食感で美味しいので、
多くの人に注目されています。
わが家でも、白米2:もち麦1n割合で炊いたりします。
主人が好きではないらしいので、それ以外の家族用で^^
では実際に健康にもダイエットにも適している、
大麦の効果を上げていきたいと思います。
1、コレステロールの低下
大麦には、動脈硬化の主な原因である血液中のコレステロールを減らす効果があります。
大麦には、水溶性の食物繊維(β-グルカン)が含まれており、
食物中のコレステロールやコレステロールから作られた胆汁酸と
小腸で合流する事で、吸収されず体外に排出されやすくなると
考えられています。
麦飯と白米を摂取した場合のコレステロール値の変動を調べたところ、
精白大麦50%の麦飯を摂取した方が、精白米のみを摂取した場合に比べ
明らかに総コレステロール及び悪玉コレステロール共に低下しました。
2、高血圧の低下
大麦に含まれるカリウムは、血圧を下げる効果があります。
食物繊維も余分な塩分を吸着・排出する働きがあるため、
血圧の上昇を抑えるのに効果的です。
そもそも高血圧な人は、塩分の摂りすぎが原因の1つ
とされているため、血管や血圧に負担をかけてしまいます。
その点を考えると、塩分を排出する機能は高血圧を低下
させるのに効果的なのが分かりますね。
大麦を摂取した場合、大麦を摂取していない場合と比較し、
60g・120gいずれの場合も血圧を低下させる事が確認されています。
3、食後の血糖値の上昇を抑える
大麦に含まれる水溶性食物繊維(β‐グルカン)は,余分な糖質の吸収を抑え、血糖値を上がりにくくしてくれます。
白米や砂糖たっぷりのお菓子を食べると、血糖値が急に上がり、
インスリンが大量に分泌されます。
これを繰り返していると、インスリンの働きが悪くなり、
糖尿病の原因になります。
β‐グルカンは食べた物をゼリー状の膜で包み
胃から腸へとゆっくり移動させるので時間がかかり、
血糖値を上がりにくくする働きがあります。
腸内環境を整える
腸のバリア機能を高めて、免疫力を向上させます。
大麦が腸内細菌のエサとなり、腸内環境を整えるため、
腸のバリア機能が高まり、免疫力の維持にも役立つと
最近分かってきました。
これより、アレルギーの低減やガンの抑制も期待できると
言われています。
5、便秘解消
大麦の食物繊維は、何と白米の20倍も含まれています。
穀物の中でも断トツの一位なのが、大麦の食物繊維量。
他の食物と比べても、高い食物繊維量が含まれます。
豊富な食物繊維が便量を増やし、腸内善玉細菌を増やして、
腸内環境を整え、便秘を解消します。
(大麦: はくばく調べ、そのほか: 日本食品標準成分表2015年版(七訂)より)
食物繊維は、摂取する水溶性と不溶性のバランスが大事ですが、
大麦はほぼ半分づつでGOODですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
何となく『大麦』についてご存じの方も、そうでない方も、
豊富な栄養素を分かっていただけたのではないでしょうか。
大麦と白米を一緒に摂るだけでも、健康にもダイエットにも
いいので、興味があれば試してみて下さい。
私はチャック付きのもち麦を購入して、気軽に白米と一緒に炊いています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。