2019年は12月22日が『冬至』です。
毎年この時期になると、暦の上では冬の真ん中。
寒さも厳しくなってくる頃ですね。
冬至って
冬至とは二十四気の一つで、一年中で太陽が最も南に寄り、
北半球では昼が最も短い日と言われています。
昔から、この日は一年で一番日が短いと共に、
一番寒いと言われていました。
冬至には『ん』のつく物を食べると、運気が良くなるといった
意味合いで伝えられています。
かぼちゃ(なんきん)やレンコンなどが有名ですかね。
今風に解釈するなら、栄養価の高い野菜を摂る事で、
寒い冬を乗り切ろう!という感じなのでしょうね。
旬の食べ物は、その時期一番栄養素も高く、多く出回りますしね。
子供の頃は祖母が近くに住んでいたので、冬至にはゆずの実と、
かぼちゃの煮物を持ってきてくれてたのを思い出しました。
他にも『ゆず湯』に入るってのもあります。
うちの近所にも、「今日は冬至です。ご自由にお持ちください」
と書かれた張り紙があり、箱に柚子を入れてあるお宅があります。
家の庭にゆずの木が生えていて、ご好意で譲って下さるようで、
下校途中の子供たちが頂いてきた事もあります。
すごく粋な計らいですよね~。
その日は、もちろんゆず湯にしました。
ぽかぽかと、身体の芯から温まる気がします。
食事については、今年はレンコン・人参・大根・こんにゃく
を入れて豚汁にでもしようかな。
それとスーパーで手ごろな柚子が売っていたので、
簡単に長く楽しめる『ゆずジャム(ゆず茶)』の作り方を
紹介したいと思います。
材料&必要なもの
・ゆず・・・適量
・砂糖(うちは、さとうきび糖を使います)・・・ゆず種、ヘタを取った重量と同じ量
・密封できる容器
・はかり
・鍋
以上、これだけです。
柚子は、パック売りの物を購入してきました。
確か198円だった気がする。
今回は、こちらを使いたいと思います。
4つで約240gでした。
作り方
①まず、沸騰したお湯に柚子を入れ、3~5分煮ます。
消毒等が落ちるのと、外の皮が軟らかくなって後の作業が簡単になります。
②煮た後の柚子を取り出し、水気を拭いて横半分に切ります。
柚子は、種が多いです。
ここで種を取らなくても、次の工程でやるので気にしなくても大丈夫です。
③別の容器にザルをセットし、中の果汁と実を絞ります。
ここで種を取り除く。
④外側の皮は、細く刻みます。
⑤さきほどの③で別容器に入れた物に、
刻んだ皮も入れ重さを計ります。
お皿の重さが290gだったので、ほぼ重量は200gですね。
なので砂糖の量も、200g用意します。
⑥鍋に、柚子と砂糖を入れ、弱火で15分ほど煮詰めます。
灰汁が出たら、取り除きます。
⑦煮沸消毒した容器に入れて、完成!
色が黒いのは白砂糖でなく、さとうきび糖を使っているからです。
冷めたら、冷蔵庫で保管するといいですね。
ヨーグルトに入れたり、パンに塗ったり、
お湯を入れれば柚子茶も楽しめます。
お料理にも使えるので、色々と利用できそうです。
もっと簡単に作りたい方は、砂糖の代わりに氷砂糖を使用します。
瓶に柚子(作り方同様下処理したもの)を入れ、
その上に柚子と同量の氷砂糖を入れるだけ。
これなら鍋で煮たりせず、2~3日もすれば出来上がるのではないかと思います。
その場合は、柚子シロップ的な感じの仕上がりですね。
柑橘系の果物は、火を通す事で果実や果汁に含まれている
ペクチンに糖類と酸が作用して、柔らかく固まるのでジャムになります。
柚子茶としてだけ使用するなら、氷砂糖で作るといいですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
冬至で使う柚子から、簡単に出来る柚子ジャムのレシピをご紹介しました。
まだまだ寒さは続きます。
風邪対策にも、柚子茶にショウガを
おろしたものを入れてもいいと思います。
最後まで、お読み頂きありがとうございました。